31字の言葉は祈り

#アイドル短歌

抜け殻のシャツ

 

STORY 10月号

超絶男子図鑑

 

 

「年上の女性とホテルのスイートで一夜をともにした」という設定のグラビア。

きっと、その女性は普段「宮舘くん(さん)」と呼んでいる(注:全て私の妄想)。でも、下の名前で呼びたくなる。彼を特別だと感じるほどに。彼の特別に自分もなりたいから。

 

下の名で呼んだらあなたの特別になれるでしょうか「涼太、」なんてね

 

 

そして写真なのだが、今まで見たことがないような生々しさだった。

眉や髪の一本一本、毛穴まで見えてしまいそうだ。

真っ直ぐな視線はこちらを見据えて離さない。

虹彩とは眼球の色がついている部分であり、その色や模様はその人だけのもの。

 

虹彩の模様が分かるこの距離を独り占めして許されますか

 

 

本誌のページは勿論、ウェブでの撮影裏話も読み応えがあった。抜け殻シャツとはそちらから。

 

抜け殻のシャツに残った君の香を零さぬように肺へ仕舞おう

 

 

「カメラの男性スタッフを含め、全員がどんどん虜に」なるという宮舘さんの魅力が溢れていた。

 

 

好き

 

ドラマ『高良くんと天城くん』

第1話で、天城を演じる織山尚大さんの泣きはらした顔と切ないモノローグに引き込まれた。

高良を演じるのは佐藤新さん。基本的に言葉が足りないという役柄で、私も振り回されている。

 

 

第1話

 

 

第2話

 

 

第3話

 

私は専門的なことは分からないが、白っぽいフィルターがかかったような映像で、儚い印象。

現代のドラマなのに、スマホがほぼ出てこないのも良いなと思った。

所謂BLというジャンルだが、短歌にすると全くわからないのも面白い。

たまたま好きになった人が男性で、自分も男性だというだけ。

好きという気持ちは、異性も同性も関係ないのだから。

 

 

 

夏を奏でる

 

メンバーというよりも、同級生というよりも、まさに「幼馴染み」のゆり組を見た夏だった。

 

2022.7.13

雑誌『ザテレビジョン

ゆり組の夏休み~2人きりで秘密の下町&屋形船デート~

と題された巻頭9ページ。浴衣。野外ロケのグラビア。2人にしか分からない話題で大いに盛り上がる対談。

 

7.21    ラジオ『素のまんま』

ファンも気になっていた宮舘さんの自動車免許の進捗状況や、初耳のゴルフ情報など、盛り沢山な会話。

 

テレビ『ラヴィット!』

8.2  ためスノで遊園地ロケ

8.9  ためスノで川アクティビティロケ

 

 

ためスノのVTR明け、感想を聞かれた宮舘さんが「何より渡辺の笑顔が一番見れたのが嬉しかった」と答えたのもこの夏のハイライト。

 

そして8.23の『ラヴィット!』で宮舘さんは黒髪に戻した姿を披露。

そういえば、金髪の姿を初めて見たのも、6.14の『ラヴィット!』だった。

 

パールゴールドの髪が奏でる、短い夏が終わった。

 

 

拍手を君へ

 

拍手には物凄い力があるらしい。

『ピーター・パン』の有名なシーン。毒を飲んで瀕死の状態になったティンカーベル。ピーターは観客に呼び掛ける。

「みんな、妖精を信じる?信じているなら手を叩いて!」

 

 

clapでティンカーベルは甦るステージに立つあなたもきっと

 

遠くから拍手を送るね届くかなティンクを救ったあの日のように

 

 

 

心臓がうるさいコインロッカーに一緒に預けておけばよかった

 

 

開演5分前の落ち着かない心。

客電が消えた瞬間の胸の高鳴り。

闇を裂くスポットライト。

 

ステージに立つ君へ拍手を送る時、私も生き返っているのかもしれない。

 

 

Duet

 

ソロ表紙シリーズより

 

廊下へと零れる香りは甘い赤 秘密の部屋の扉が開く

(宮舘涼太)

 

 

 

ドブネズミみたいに美しくなれば沈む夕陽がスポットライトだ

(渡辺翔太)

 

 

 

宮舘さんの表紙は、まさに「舘様」を具現化したものだと思います。お城をイメージした短歌です。

渡辺さんの表紙は、見た瞬間に「リンダリンダ」(THE BLUE HEARTS)が頭の中で流れました。なので、その歌詞から引用しています。

 

 

オレンジに染まる僕らは

 

映画『モエカレはオレンジ色』を観ました。

そもそもモエカレって何…?と思ってたのですが、英語だと『My Boyfriend in Orange』ということで、腑に落ちました。

 

 

 

あの日からオレンジが好き夕焼けと手のぬくもりと腕の力と

(萌衣)

 

ヒーローの色はオレンジ優しくて強いあなたを包み込む色

(萌衣)

 

オレンジに染まる瞳がまっすぐに僕を見つめるもう離さない

(蛯原)

 

 

君とふたりで

 

夢見るゆり組

同じ方を向くいわふか

春の中のあべさく

 

 

指先でつながる糸が解けぬまま僕らは同じ夢を見ている

 

 

君の目が見つめる先を僕の目も見ている肩を抱き寄せながら

 

 

木漏れ日の波がまぶたの奥で揺れ君の隣で春を見ている