雪月花
深澤辰哉さんイメージのアイドル短歌
『雪』
白雪の頬を両手で包んでも「溶けないよ」って君は笑って
ふわふわして、目を離したら消えてしまいそうな人だなって思う時があります。
『月』
たまゆらの月の光にうなづいてあなたは世界を許してくれる
彼はパフォーマンス中、カメラに抜かれると微笑んで頷く仕草をする時があります。私はそれが好きで、詠んでみたいなと思っていました。とある曲で彼を照らすスポットライトは月光のようでもありました。「たまゆら」は「ほんの短いあいだ、はかないもの」
『花』
藤色が髪に絡まり解きほぐす指先は香る純白のまま
彼の誕生日の頃に見頃を迎える藤の花。花言葉は「優しさ」「決して離れない」など。
深澤さんは、横顔を見ているだけで歌が生まれてくるような、短歌ジェニックな人。
優しいけれど、心の奥は簡単には見せてくれない。どこか掴みどころがなくて、その笑顔の下で何を考えているんだろう?って思わせる人。
そんなイメージがあります。