31字の言葉は祈り

#アイドル短歌

アイドルとスマホと私

手のひらの泉にそっと石を投げ波紋は淡くセカイへ広がる

 

これはTwitterに投稿を始めた時の感覚。

アカウントは7年前から持っていたが、情報収集の為。自分で呟きたいなんて思ったこともなかった。

変化が訪れたのは2021年の4月末。

緊急事態宣言を受けて、公演が中止になった時のこと。

色々な人が色々なことを言っていた。

不安、悲しみ、妬み、怒り。

手のひらの泉は激しく揺れた。

 

他人の言葉を追って、憂鬱になっている場合ではない。

自分でも何か発信してみようと、アイドル短歌の投稿を始めた。

誰に見せる訳でもなく、手書きでノートに書き溜めていた歌。

私の呟きでどうにかなるとは思わないが、言霊はあると信じている。

ブログのタイトルにもしたように、私にとっての歌は祈りであり、応援の一つの形だ。

健康でいてね、活躍してね、あなたを見ているよ、と。

 

 

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これはライブや舞台など、中止になったあらゆるイベントに対する気持ちでもある。

数年後には、あぁコロナの頃ねとなるのだろうか。

 

 

アイドルも短歌もSNSも趣味の一つで、私の生活を豊かにするものであってほしい。

だから、自分にとっての適切な距離でこれからも楽しみたい。

 

手のひらの泉で溺れないように。